史上最強の守護神が、ついに前人未到の領域に足を踏み入れました。
現在、パ・リーグを独走するソフトバンクの守護神デニス・サファテが、
9月10日のロッテ戦で、50セーブに到達して日本記録を更新しました。
つい先日、中日の岩瀬仁紀と阪神の藤川球児に並ぶ
日本タイ記録の47セーブに到達したばかりなのに、
あっという間に、サファテは50セーブ目をマークしちゃったんです。
よくよく考えてみたら、今年のサファテの登板ペースは異常で、
まだまだセーブを積み重ねるだけの試合数が残っています。
今シーズンのようなハイペースで登板しても全く疲れ知らずで、
当分抜かれないような大記録を今年は作りそうな気がします。
50セーブを達成したロッテ戦でも相手を圧倒する投球で、
9回を3者連続三振とビシっと抑えていましたからね。
そんなサファテの50セーブという日本記録ですが、
メジャーリーグのセーブ記録はもっとスゴイんです。
現在のメジャーリーグのセーブ記録は、
フランシスコ・ロドリゲスが持つ62セーブ。
何とサファテの50セーブよりまだ12も多いんです。
メジャーリーグの試合数は162試合と
日本の143試合よりも19試合も多いこともありますが、
それでも、62セーブってもう異次元の世界ですよね。
いつかは、日本のプロ野球選手の誰かが、
メジャーリーグのセーブ記録も抜く日が来るんでしょうか。
それはそうと、サファテが、日本で最初に在籍した球団が
ソフトバンクではなかったってご存知でしょうか?
実は、このサファテ、元々は広島カープがスカウトした助っ人なんです。
改めて広島カープのスカウトの眼力はスゴさには驚かされますね。
そりゃ2位以下を圧倒的に引き離して優勝するぐらい強いはずです。
おそらく、日本シリーズでは、その広島カープとの対決になるでしょう。
50セーブという前人未到の記録を達成した絶対的守護神サファテがいれば、
ソフトバンクの方が有利に試合を運べるんじゃないかと予想しています。